ブータンのお話
ブータン。
いや、ちがいます。
国です。
ブータンの国旗、龍が飛んでますね。
世界一、幸福度が高いと言われてる国。
国の方針が、「経済的な豊かさより、精神的な豊かさを大事にする」というムヒカ的な国です。
私の大好きな人、山元加津子さん(かっこちゃん)がブータンに行った時のことを話していました。
ブータンの学校で、女の子や男の子に
「いじめはありますか?」と尋ねると、
「いじめってどんなこと?」って言われたので、
「一人だけを、のけものにしたり、
物を隠したり、ひどいことをみんなで言うこと」
と言いました。
すると、
ブータンの少年は不思議そうな顔で
「どうして、なんのためにそんなことをするの?」と聞いてきたそうです。
そして、
「そんなことをしたら、自分のことが好きになれない。好きになれなかったら、誰のことも幸せにできない。自分も幸せに生きれない。どうしてそんなことをするの?」と尋ねられたそうです。
世界一幸福度が高い国、ブータン。
国土の70%が自然そのままに包まれている国。
案内してくれたガイドさんが、
「ブータンには泥棒がいない」と言いました。
どうして?と尋ねると「そんなことをしたら、自分が恥ずかしいでしょう。そしてそんな自分を誇れない」と。
かっこちゃんは、
少年の言葉にも、ガイドさんの言葉にも涙が出たそうです。
泥棒やいじめがあっても当たり前のように思っている自分が恥ずかしくなったそうです。
私もそう思ってました。
泥棒やいじめは当たり前のことだと。
でも、満たされて幸せなら、いじめや泥棒はきっとなくなる。物やお金をたくさん持っていなくても、満たされることはできる。
自分を好きでいるために、恥ずかしくない生き方をする。在りたい自分であるということ。
今、自分は満たされているんだ、豊かなんだ、と
信じて、感じながら生きる。
ないもの、足りないものにフォーカスして生きてたら、それはきっと尽きることはないと思うんです。
だから、今ある物や恵みを本気で感じて、
満たされて生きること、
そしたらより豊かに満たされた未来がやってくる、
そう思います。
日本も泥棒やいじめがなくなったらいいな。
経済的な豊かさより、精神的な豊かさを重んじる国になったらいいな。
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